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私も缶Pの匂いは堪らないクチです。

「お主の味じゃあない」
僕の膝の上に座った望は、上唇をぺろっと舐めながら言った。



 党恋人、味依存症。



自分からキスをしてきたくせに、「不味い」と言いながら口をごしごしと擦る望。
「不味いと言われましても…」
ちゃんと禁煙続けてますよ?と楊ゼンは言う。
以前望から「お主の口は苦い!」と言われて以来、男は禁煙生活驀進中だ。
楊ゼン愛用の煙草はピース。ちなみに缶P。ニコチン・タール共に酷い数値をさす。
しかしその缶を開けた時に広がる、あのやわい様な甘い様ななんとも言い難い匂い。それが楊ゼンを魅了してやまなかった。


それも恋人の為に泣く泣くやめたのに、不味いと言われた。
ヒトツキくらいではやはり抜けないのか…とぼんやりと思っていると、望の細い腕が首にまわされる。
めずらしく乗り気な恋人の腰を引き寄せ、今度はこちらからキスをしようとするとふい、と避けられる。
そしてその顔はそのまま、楊ゼンの肩口に埋められて。
「…明日、煙草を買って来い。」
小さな舌を逞しい男の身体に這わせながら、ひそりと呟いて。


「お主以外と口を合わせているようで、すごく嫌だ。」


淡泊そうでいて意外に貞操観念の強い望はそう付け足す。
口元に笑みを浮かべながら、今すぐにでも買ってきましょうか?と甘く囁けば、「終わってからでいい」とさらりと答える。
この人にはかなわないな…と思いながら、楊ゼンは相変わらず甘い望の身体を味わった。



終わったら、行きつけの煙草屋に。
帰り道は夜空を見上げながら、紫煙を燻らせて。
そうしたらたくさんして差し上げましょう。
僕の味のキスを、あなただけに。

プロフィール

凛

Author:凛
封神の楊太を中心に妄想を繰り広げる、元某大学文学部在籍のおなご。現某会社広報担当。趣味はタバコ収集。でも吸えません(え)。パッケージが好きなのです。
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